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ホームページは本当に必要?3 分でわかる「自社サイト」の役割と費用感

さまざまな利点があるホームページ

自分の活動のことやお店のこと、農業のこと、事業を「もっと色んな人に知ってほしい」と思うものの、

「ホームページって本当に必要?」
「費用ってどのくらいかかる?」

と、迷いが出てしまうという方も少なくはありません。しかしながら、インターネットに不慣れだったとしても、自社や自分のホームページを持つことにはさまざまな利点があります。

この記事では、ホームページの役割と費用感をわかりやすく3分でご紹介します。

ホームページって、本当に必要? 目次

そもそもホームページとは何か?

ホームページと聞くと、「大企業が作るもの」「自分にはまだ早い」といったイメージを持つ方もいるかもしれません。

また一方で組織の大小に関わらず、自分のホームページを持つ人が年々増加しているという”気配”を感じている人も少なくないのではないでしょうか。

実際のところ、インターネットの利用者は毎年増加しており、組織・個人でお店や農家、各種活動を行っている人がシンプルなホームページを持つことによって、提供するサービスや商品を求める
お客さんの集客と信頼の獲得、商品販売につながるケースが増えています。

ホームページの3つの形態

ホームページは簡単なものから複雑なものまで様々ですが、その形態は大別して3つの目的に分けられます。

1.名刺代わりとしてのホームページ

例えばお店や農園、サービスを提供している場合、誰かにホームページのことを伝えるだけで、名刺の役割を果たします。

屋号の名前、場所、営業時間など、基本情報を確認することができるホームページです。

加えて初回にサービスを利用したり、商品を購入するお客様にも安心感を与えることができます。

2.商品やサービスを紹介するホームページ

実店舗経営やオフラインでのサービス提供、活動を行っている人であれば、お客様に様々な情報提供が可能になります。

例えば飲食店ならランチメニュー、農家であれば収穫中の作物、その他提供するサービス利用時の特別キャンペーンなどを掲載し、お客様に事前に知ってもらうことができます。

3.商品やサービスを販売するホームページ

ホームページを介して、商品やサービスの販売を行うことも可能です。

ホームページには自社の商品やサービスメニューが並び、お客様はクリックするだけで商品を購入できます。そのほか、予約受付ができるページも作成可能。

最近では、お米や野菜セットのオンライン注文、LINEからの席予約などをホームページ経由で受けるお店も増えています。

ホームページが果たす4つの役割

ホームページを所有することにより、できることがたくさんあります。

ここでは、よくある小さなお店や個人経営の現場で、ホームページがどんな役割を果たしているかを4つに分けて紹介します。

1.「安心と信頼」を伝える拠点になる

初めて商品を購入したりサービスを利用するとき、「信頼」でき「安心」できなければ、利用には至りません。

そのため、現代ではお客様のほとんどは事前にネットで検索して情報を調べます。そのとき、公式ホームページがあれば、

「きちんと営業しているお店なんだ」
「お客さんのことを考えているな」

と感じてもらえるだけでなく、信頼と安心を伝えることができます。

2.新しいお客様を迎えることができる

ホームページがあれば、サイト検索から”新しいお客様”を迎えることができるようになります。

たとえば「○○市 ランチ」や「有機野菜 直売」などで調べたときに、自分のお店のページが検索結果に出てくれば、提供する商品やサービスを知らなかった人が見つけてくれるチャンスになります。

3.取引先・採用へのアピールになる

ホームページが信頼につながることにより、自社の採用や取引先へのアピールにもなります。

ホームページ上でパートさんを募集したり、業者さんと新しくつながるときにも、「ホームページがある=しっかり営業している」という印象につながります。

4.問い合わせ対応を効率化できる

忙しい中で、提供する商品やサービスに関する問い合わせは嬉しい反面、電話やメールでも時間を割かなければならないため、手間になってしまうことがあります。

そこでホームページに「よくある質問」としてQ&Aを掲載すれば、お客様はホームページで必要な情報を確認することができます。

自身にとってもお客様にとっても、手間を省いて効率化を行うことができます。

ホームページがないことのデメリット

ホームページを持たないままお店やサービスを続けていると、気づかないうちに機会を逃していることがあります。

ここでは、ホームページがないことで起こりやすいデメリットを3つ紹介します。

1.SNSに頼りすぎてしまう

SNSは商品販売やサービス紹介に便利ですが、頼りすぎてしまうとリスクになります。

例えばInstagramやFacebookなどは気軽に情報を発信できますが、運営会社の方針変更やアカウントの停止などで、ある日突然、利用できなくなるケースがあります。

一方で、ホームページは自分が管理できる場所です。万が一SNSが使用できなくなったとしても、引き続き商品販売や情報の発信を続けることができます。

2.機会損失が増える

ホームページがないことによる機会の損失も、大きなデメリットです。

例えば「○○町 野菜直売」や「○○市 ランチ」と検索されたとき、競合他社や他店の情報が優先的に表示されてしまえば、せっかくのチャンスを逃すことになります。

つまり、見えない場所で機会が失われるという状況が起きかねません。

3.公式情報が提供できず敬遠される可能性

現役世代の90%がインターネットを利用している現代。

たとえ費用をかけて広告を打ったとしても、ホームページで参照できる情報がなければ信頼を損ねてしまい、広告の効果が薄れてしまいます。

チラシや口コミで興味を持ってくれた人が、ネットで詳しく調べようとしたときに公式な情報が出てこないと、

「本当にやってるのかな?」
「詳しくわからないな」

と思われてしまえば、敬遠されてしまう可能性が高くなります。

ホームページの作り方と費用の目安

ホームページを作るといっても、立派なものをいきなり用意する必要はありません。

目的や予算に合わせて、いくつかの作り方があります。ここでは、よくある3つの方法と、それぞれのおおよその費用感をご紹介します。

1.ホームページを自分で制作する

ホームページは、自分で作ることができます。

「ペライチ」「Wix」などのノーコードツールを使えば、専門知識がなくても簡単なページが作成可能です。料金は基本無料、または数百円の有料プランで、初期費用はほとんどかかりません。

ただし、デザインの自由度は限られ、細かい設定などが必要になるため、操作が難しいと感じる人もいるかもしれません。

2.テンプレートを使って業者に依頼する

あらかじめ用意されたデザインをベースに、お店やサービスに合わせて写真や文章を差し替えて作ります。

初期費用は10万円〜30万円程度が目安。納期も比較的早めです。一定の見た目や安心感がほしい方に向いていますが、他のサイトと似たようなデザインになる場合があります。

また、ビジネスをさらに発展させていくためのホームページ更新(マーケティングツール導入など)には、さらに費用がかかってきます。

3.オーダーメイドのホームページ制作を依頼する

自身や自社のホームページを、オリジナルのオーダメイドで作ることもできます。

お店や事業の強み、今後の展開などを担当者と一緒に考えながら、見せ方や構成をゼロから決めていく形です。初期費用は25万円〜60万円程度で、内容によって変わります。

集客の仕組みを含め、ビジネスを向上させたい方にはこちらがおすすめです。

ホームページのランニングコスト

また、ホームページには毎月の維持費(ランニングコスト)もあります。以下が主な内訳です。

・ドメイン代(インターネット上の住所) 年間1,500円ほど
・サーバー代(データを置く場所) 月500円〜1,000円程度
・保守費(更新やバックアップ) 自分でやるなら0円、依頼する場合は月3,000〜5,000円

作り方によって費用も変わるので、自分に合った方法を選ぶのが大切です。次は「費用をどうやって回収するのか?」という視点から考えてみましょう。

ホームページの費用回収について

ホームページを作るとなると、やはり気になるのが「その費用、元が取れるのか?」という点です。

ここでは、ホームページが実際にどのように利益につながるかを、シンプルな考え方でご紹介します。

【飲食店の例】
ホームページにより月に10人増えたとします。

1人あたりの平均利用額が1,200円、月に12,000円、年間で144,000円の売上。

ホームページの制作費が30万円だった場合、約2年で回収できる計算になります。

【農家さんの例】
野菜セットを月に5件ネット注文してもらえるようになったとします。

1件あたりの利益が1,500円すると、月7,500円、年間で90,000円の利益。

ホームページ制作費用が30万円なら回収に3年弱かかりますが、リピーター増加で安定した収入につながれば、より早い回収が見込めます。

ホームページが”流れ”を生み出す

もちろん地域や業種によって状況は異なりますが、

「ホームページがあることで、お客さんとの接点が増える」
→「その結果、売上や問い合わせが増える」


というシンプルな流れが生まれるのは間違いありません。

さっそくホームページを始めてみよう!

現代において、ホームページはただの「ネット上の名刺」の役割を果たすだけでなく、信頼を築き、集客し、業務を効率化するための大切な土台です。

SNSがあっても、「検索されて見つかる場所」はホームページが担う役割です。特に小規模な事業者にとっては、最低限の情報だけでもきちんと整理して見せるだけで大きな効果があります。

「そろそろちゃんと情報をまとめたい」
「お客さんの問い合わせを減らしたい」

そう感じたときが、ホームページづくりのはじめどきです。ホームページを開始してみましょう!

ホームページに関するFAQ

ホームページにはどんな効果がありますか?

検索から新しいお客さんに見つけてもらえることはもちろん、営業時間やサービス内容をしっかり伝えることで問い合わせの手間が減り、信頼感も高まります。

特に地域密着型の飲食店や農家さんにとっては「探してもらえる場所」になります。

SNSがあるのにホームページは必要ですか?

はい、SNSは「知っている人に届ける」ツール、ホームページは「知らない人が検索して見つける」場所です。

両方の役割が違うため、公式の情報をまとめた自社サイトは信頼づくりにもつながります。

費用が心配。安く始める方法はありますか?

はい、自分で無料のツールを使って始める方法や、最小限の構成で作る1ページ型など、目的に合わせて費用を抑えることも可能です。

小さく始めて、後から育てるやり方もおすすめです。

ホームページは何のために作りますか?

ホームページは、お店や事業の信頼性を伝えたり、検索から新しいお客さんを呼び込んだりするために作ります。

また、営業時間やサービス内容を正確に伝えたり、ネット予約や注文の受け皿として使ったりすることもできます。SNSだけでは伝えきれない情報を、しっかり届けるための“公式な拠点”になります。

店舗でメニューがよく変わるのですが、自分で更新できますか?

はい、WordPressなどを使えばスマートフォンからでも簡単にメニューの修正や写真の差し替えができます。

使いやすい更新方法をご案内できますので、導入後も安心です。

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